どんなに趣味と呼べることの種類や幅が広がっても、読書の趣味は永遠に不滅です。
本を読むのが苦手な人が増えていると言われていますが、根強い読書好きはどの時代にもいると思います。
私も本を読むのは大好きなのですが、読書をする時間がなかなか作れなくて、買ったはいいけど読めないまま積み上げている本が増えていきます。
そんな時、速読のスキルがあれば、どんどん本が読めるのに・・って思うことがあります。
とはいえ、本を読む楽しみは、その本の中に入り込むことです。
速読すると、その楽しみがなくなってしまいそうな気がして仕方ないのです。
ですが、読みたいのみ時間がなくて読めないのであれば、速読できる方が良い気もします・・。
本を読むのが好きな人にとって、速読のスキルは必要なのでしょうか。
読書の趣味と速読について考えてみました。
速読とは
速読は、速読術と呼ばれる技術です。
文字を早く読むことができるので、知識や情報をインプットするスピードが格段に速くなるので、勉強や仕事に役立つと言われています。
速読できる人は、生まれつきの特殊な才能があると言われていたそうですが、今ではトレーニング次第で速読の技術は身につけられると言われています。
速度の技術を身につける方法は1つではないため、どの方法でも同じ結果が得られるわけではありません。
ななめ読み、拾い読み、飛ばし読みなどの方法があるので、自分に合う速読術に出会うことができると習得も早いのではないでしょうか。
速読のトレーニング
速読のトレーニングは、レッスンを受講する方法もありますが、速読ドリルなどを使えば独学でもある程度はスピードアップするそうです。
速読の技術は、眼球の動きを早くして、視野を広げることからスタートします。
1日5分のトレーニングを続けるだけで、読書のスピードが確実にアップするドリルは、忙しい人におすすめです。
速読しても内容は理解できるのか
読書がしたいのに読む時間がなくて、思うように読み進められない人にとって速読のスキルは魅力的です。
ですが、読書の趣味は、本を読むという作業が好きな人ばかりではありません。
物語を楽しむために読書をしたい人には、速読はどうも物足りない気がします。
文字を読むことができたとしても、内容を理解できなければ読書の意味がないと思うからです。
速読しても内容を理解して、感情を揺さぶることができるのか・・。
その点に関しては、個人差があるようです。
速読スキルが上がると同時に、脳の機能も活性化されて、素早く理解できるようになる人もいます。
深く理解することが難しくても、記憶することができれば、知識としてインプットされるので、後々になって理解を深めることもできるのです。
つまり、速読は単純に文字を映像のように焼き付けるだけではなく、脳で理解することもできるわけですね。
読書好きに速読は必要?不要?
読書が趣味の人にとって、速読は不要なスキルと考える人が多いのは、内容を理解できたとしても、感情の部分が追い付かないと思うからです。
もしも今までよりも10倍のスピードで読めるようになったとしても、途中で感動したりすれば、文字を追うのを一旦止めたくなりますよね。
私は、すごく悲しい場面や感動的な場面に差し掛かると、少し前に戻って、もう一度心の準備をしてその場面を迎えることもあります。
速読は、勉強のためには素晴らしいスキルだと思うのです。
でも、本の内容を噛みしめるように読みたい人には、あまり必要じゃないのかも知れません。
知識を広げるために本をたくさん読みたい人は、ぜひ習得すると良いと思います。
まとめ
趣味は読書という人の中には、とにかく活字を読むことが目的という人もいます。
そういう方は、もしかしたらトレーニングをしなくても自然に速読の技術が身についているのかも知れません。
少なくとも、物語を何度も何度も噛みしめて読みたい私のような人には、今のところ不要だと感じました。
何か資格を取得したり、たくさんの情報をインプットすることが求められるような立場にある人には役に立つはずです。
無駄になるスキルではないと思うので、興味があるのなら、まずは速読ドリルなどで試してみるのも良いのではないでしょうか。