趣味のある人を羨ましい
と思う人の多くは、趣味が見つからないわけではなく、趣味が続かないのではないでしょうか。
趣味というのは、その人が楽しめることなら何だっていいはず。
読書とか映画鑑賞など、定番の趣味にこだわる必要はありません。
自分が楽しめることが見つかれば、続けられるはずなのです。
ところが、せっかく楽しめることを見つけたのに、続かない人がとても多いのですよね。
その理由を考えてみると、「思ったほど楽しくなかった」とか「意外と早く飽きてしまった」というような感じではないでしょうか。
ごもっともな理由なのですが、じつはこの裏には「実益がない」ことが隠れていると思うのです。
実益がなければ趣味が続けられないと感じている人が、私の周りにはとても多いように感じていました。
その理由について、考えてみたいと思います。
趣味と実益を兼ねるとは
趣味と実益を兼ねるとは、好きなことで利益を上げることです。
たとえば、趣味で始めたハンドメイド作品がネットで評判になり、販売してみたら収入になったとか。
今の時代は、個人がネットショップを作って販売することも難しくありません。
趣味として始めたことが、思いがけない副収入になり、いつのまにか本業になっているなんて人も少なくないのです。
実益がないと趣味が続かない理由
趣味と実益を兼ねていると、好きなことで生活できるようになる可能性が出てきます。
そうなると、ただ楽しいだけの趣味ではなくなります。
ですが、何の利益も生まない趣味は続かなかった人の多くは、実益が伴うと続けられるようになるのです。
私なりの分析ですが、どんなに好きなことでも実益がないと趣味として楽しめないのは、ただ趣味を楽しむことに罪悪感を持ってしまうからではないでしょうか。
ただ楽しむだけの時間を持つのが、何となく後ろめたく感じてしまうので、少しでも利益を生む趣味を見つけようとします。
その結果、本心から楽しめる趣味ではなく、利益が生み出せる可能性のあることを条件としてしまうのです。
これは意識しているわけじゃないので、性格的な問題だと思うのです。
ほんとに好きな趣味を見つけられれば、実益を兼ねていなくても続けられると思いつつ、それができないのですから、仕方ないですよね。
実益があると趣味を楽しめない人
趣味と実益を兼ねるのは、とても得した気分になるはずです。
好きなことをして、利益まで得られるわけですから。
趣味が続かない人の多くが、実益を生まないことに時間を投じるのが勿体なく感じてしまうのです。
ところが、趣味が実益を生むようになると、純粋に楽しめなくなってしまう人もいます。
ただ好きでしていることじゃなく、仕事になるので責任も生じます。
好きなことだったのに、収入になると好きなだけではダメだと考えてしまうからです。
収入を生まなければ、自分のペースで自由に楽しめますから、それこそが趣味ですからね。
まとめ
実益がないと趣味が続かない人。
また趣味に実益が伴うと楽しくなくなってしまう人。
正反対のように見えますが、じつはどちらも根本は同じだと思います。
とても真面目で、責任感が強いのではないでしょうか。