要らないものを買っているつもりはないのに、気が付けば要らないものが増えてしまう。
ほんとに不思議ですよね。
そして、要らないものなら捨てればいいのに、捨てられない。
こうなってしまうと、部屋は物に溢れてしまいます。
そんな部屋で生活していると、幸せを呼び込めなくなってしまうよ
というお話です。
片付ける習慣がある人と、片付けられない人とでは、人生の幸せ度に大きな差が出てしまうと思うのです。
ゴチャゴチャと片付かない部屋で生活することで、心に与える影響について考えてみましょう。
片付ける習慣が続かない人の特徴
誰でも整理されてスッキリとした部屋で生活したいと思うはずです。
整理整頓が苦手な人でも、一度くらいは張り切って部屋を片付けた経験もあると思います。
問題は、それが習慣として続かないことです。
片付けの習慣が身に付かない原因は、整理整頓の方法が間違っているのかも知れません。
ですが、根本的な問題は「損したくない」という意識が強いからです。
「損したくない」とは、せっかくお金を出して買ったのに捨ててしまうのは、勿体ないと思うことです。
勿体ないと思うのは悪いことではありませんが、必要なものを捨てるのではなく、不要なものを捨てるのです。
損したくない、勿体ないと思うのであれば、お金を出して買う段階できちんと考えれば済むことですよね。
損しないための根本を考えないようにして、物欲を満たしてしまうので、片付けの習慣が続かないのではないでしょうか。
片付ける習慣による3つのメリット
スッキリと整った部屋で生活することで、幸せを呼び込むための運気がアップすると思います。
そう考えるのは、片付ける習慣によって得られるメリットがあるからです。
片付けの習慣による3つのメリットを見てみます。
気力がアップする
すっきりと整理された部屋にいると、何か新たなことを始めようとか、やる気が湧きやすくなります。
わかりやすいのは、年末の大掃除です。
新年を迎えるために、家の中をキレイに掃除すると、気持ちが引き締まります。
そして、新年から何か始めようという気持ちになったり、目標を立てたくなるものです。
部屋がスッキリすると、前向きになるスイッチが入るのでしょう。
お金が貯まる
部屋の片付けの習慣がつくと、余計なものを買わなくなります。
お金を払って手に入れたものでも、結果的には部屋のスペースを占めるだけで、さほど使いもしないまま処分する・・。
そんな繰り返しを経験しながら片付けの習慣が身に付けば、自然に不要なものを買わなくなります。
ほんとうに必要なものだけを厳選して購入しようとするため、結果的にお金をあまり使わなくなり、お金が貯まるようになるのです。
悩みが少なくなる
部屋がきれいになると悩みが少なくなるというのは、ちょっとわかりにくいかも知れませんね。
順を追って説明します。
悩みは人によって違いますが、その根本にあるのは執着心が原因ではないでしょうか。
恋愛の悩み、家族の悩み、人間関係の悩みなど、色々立場が違ったとしても、執着心から解放されれば、悩み事の重さは半減するはずです。
物を片付ける習慣は、じつは執着心を切り離すことを繰り返します。
不要なものをいつまでも手放せないのは、執着心があるからです。
スパッと物への執着を切り離せるようになると、自然に悩み事の原因になる執着心も切り離せるようになるのです。
汚れた部屋が与える影響
物が雑然としている部屋で生活していると、人の心は荒みがちになります。
ごみを捨てることや、汚れた箇所を掃除することなどを後回しにしてしまうようになると、見たくないものを見ないような悪循環に陥ります。
そういう精神状態が幸運を呼び込むわけありませんよね。
極端な話かも知れませんが、警察官は車が汚れていたり、傷やへこみがあるのにそのまま長い間放置して乗っているのを見かけると、職務質問しようと考えるそうです。
また、ベランダや玄関前に物が散乱しているような家は、パトロールの際に気を付けてみるポイントにすると聞いたことがあります。
事件や事故は人の心の荒みから起こることが多いため、車や部屋が汚れているのに放置するのは、注意すべき対象となるのです。
心の状態が部屋の整理整頓に反映するのは、心理学の分野でも研究されています。
幸せを呼び込んでも、汚れたところには幸運の女神はやってこないのでしょうね。
片付け習慣を続けるコツ
片付けの習慣をつけたいと思っても、何度も失敗を繰り返してしまうのは、ダイエットとよく似ています。
一時的に成功したと思っても、油断すればすぐにリバウンドするのは、まさにダイエットと通じますよね。
少しずつ不要なものを処分していても、それ以上に物を買ってしまえば一向に片付きません。
運動してカロリーを燃焼させても、それ以上に食べてしまえば体脂肪が一向に減らないのと同じです。
片付ける習慣を続けられるようにするポイントは2つです。
2つのルールをしっかり守って片付ける習慣が自然に続けられるようにしましょう。
収納スペースを埋めない
部屋の片づけ習慣が崩れる原因になるのは、収納スペースを超えて物が増えることです。
常に収納スペースは空いている状態をキープするようにしましょう。
収納スペースがきっちり埋まった状態では、予定外に物が増えると一気にリバウンドします。
いつでもスペースを空けるように決めてしまえば、余計なものを買わなくなるはずです。
インとアウトのルール
インとアウトのルールは、物を1つ買ったら1つ手放すというルールです。
たとえば、ストックしておきたい物でも、決まった量以上にストックしないようにルールを作ります。
処分するのが勿体ないと思うなら、新しいものは買わないと決めれば物が増えません。
大量の不用品を処分するのはとても大変な労力が必要です。
自分で処分できなければ、お金を払って業者に依頼しなければいけなくなります。
しかし、1つ買って1つ処分するというインとアウトのルールを守れば、そんなことには二度となりませんよね。
まとめ
一度スッキリ片付けたのに、すぐにまたゴチャゴチャの部屋になるのは、片付けの習慣を続けるための基本ルールができていないからだと思います。
難しいルールではないので、ぜひ続けてみてください。
きっと気持ちも整うようになり、自然に幸せを呼び込めるようになるはずです。