学校、職場、バイト先、ママ友、ご近所付き合いなど、複数の人間が集まるところでは、必ず誰かの悪口を言う人がいます。
もしもあなたがそのターゲットになったとき、どう対処していますか?
気にしないようにするけど、やっぱり落ち込む
無視できるならいいけど、職場は難しいよね
人間関係が壊れると困るから、何もできない
それぞれの立場で対処法も違うと思います。
ですが、どんな立場でも環境でも悪口を言う人の気持ちを見透かすことができれば、対処の仕方もわかりやすいのではないでしょうか。
悪口を言う人との関係性を断ち切れない場合でも、上手く対処して自分にストレスを与えないための対処法を見てみます。
なぜ人は悪口を言うのか
悪口を言われて落ち込んだり、ムカついたりした経験は、誰でも一度くらいはあるでしょう。
また、自分自身も誰かの悪口を言ったことも一度くらいはあるのではないでしょうか。
生きている間に出会う人のすべてに好意的に接するのは、正直なところ不可能だと思います。
嫌いではないけど、何となく好きになれないとか
良いところもあるけど、嫌いなところもあるとかね
悪口のつもりじゃなくても、言われる側はショックを受けることもあるから・・
つまり、誰もが悪口を言われるし、言ってしまう可能性があるということです。
なぜ人は悪口を言ってしまうのでしょう。
その理由を探ってみると、悪口を言うことで脳からある物質が分泌されるからだとわかりました。
その物質とは、快楽物質とも呼ばれるドーパミンです。
悪口を言うことで、ドーパミンが放出されて、すっきりとした気分になるので、つい人は悪口を言いたくなってしまうのです。
悪口を言いたくなる時とは
悪口を言うと、脳から快楽物質ドーパミンが放出されるのであれば、つい悪口を言いたくなるのも仕方ないのでしょうか。
そんなことを繰り返していれば、周りから嫌われるだけですよね。
それなのに悪口をガマンできないのは、ストレスを感じているからです。
ストレスから解放されるために、悪口を言ってスッキリさせようとします。
ですが、自分のストレス解消のために、人を攻撃するのを繰り返していると、その悪口が自分に返ってくるのです。
それは悪口の連鎖を生むからではありません。
脳が人への悪口をそのまま受け止めるからなんです。
自分のストレスを解消するために、人の悪口を言っているつもりが、いつの間にか自分自身への悪口になってしまうわけです。
結局、ストレス解消のための悪口のつもりが、また自分のストレスになるので、そのループを止めないと、いつも誰かの悪口を言い続けるような嫌な人間になってしまいます。
悪口を言いたくなった時は、ストレスを感じている時だと理解できれば、むやみに人を攻撃することもなくなるのではないでしょうか。
悪口を言われた時の対処法
悪口を言いたくなる理由が理解できたあとは、悪口を言われたときの対処法を見ていきます。
もしも自分が誰かの悪口を言いたくなった時の心理を、客観的に理解できるのなら、わかると思います。
悪口を言うターゲットには、大半の人は妬みの感情をもっています。
自分には無いものを持っていると嫉妬しますよね。
その嫉妬がストレスになるのです。
人と自分を比べて、自分の方が劣っていると感じてしまうので、それがストレスになってしまいます。
そのストレスを解消するために、人の足を引っ張って引きずり落とそうとするのですね。
つまり、あなたが誰かに悪口を言われた時には、優越感に浸れば良いのです。
その人は、あなたに憧れているのですから。
悪口を言われた時には、すぐに頭の中で悪口を誉め言葉に変換すれば、たいして気にならなくなります。
軽くスルー出来るようになると思います。
悪口を言わないためのポイント
悪口をほとんど言わない人でも、嫉妬の感情が湧くこともあります。
ただ、悪口を言わない人は、人を引きずり落として自分と同レベルにしようとしません。
努力をして、自分のレベルを上げようと頑張ります。
悪口を言う暇もなく努力をして、成果を上げた時に感じられる達成感は、ストレス解消の最上の方法なのです。
安易に悪口でストレスを解消してしまうと、その方法に依存してしまいます。
そんな人とは、誰も仲良くしたくありませんよね。
自然に人が離れていき、孤立してしまいます。
あなたはそんなことにならないように、気をつけましょうね。
まとめ
職場の上司や先輩、ママ友やご近所など、どうしても付き合いをやめるわけにいかない相手からの悪口はホントに困ります。
悪口への対処法としては、相手の心理を見抜いて優位になれば感情があまり動かなくなるはずです。
少しずるコントロールしながら、悪口への対処法を身につけましょう。
同時に、自分も悪口を言わないようになれるといいですね。