ペットショップで犬猫などの動物を販売することに反対の立場の私ですが、まだ命の売買はなくなりません。
簡単に利益を手放したくない人間たちのせいです。
日本は欧米諸国から見ればずっと遅れていますが、亀の歩みのようなノロさですが、少しずつ改善されています。
例えば、販売する動物にマイクロチップを装着する義務についても、業者の義務と定められるような動きになっています。
マイクロチップは、迷子になったペットを探す手がかりになるだけじゃなく、安易に犬猫を購入して、安易に捨てるような悪い人間の手に動物の命が渡らないようにするための抑止力にもなります。
また、災害時にペットとはぐれてしまった場合にも、マイクロチップが装着されていれば再会できる可能性が高まります。
だからうちの猫たちにも装着しようか・・と迷っているのですが。
お断りします。
痛いのはイヤだ。
と言われるに決まってますから、簡単に決められなくて迷っています。
そうして迷っている間にも、大きな自然災害が起こってしまうかも知れません。
後悔する前に決断しないといけないのですが、マイクロチップに関しては、メリットばかりではなくデメリットもよく耳にするので迷いが払えないのです。
マイクロチップのメリット
犬猫などのペットが迷子になってしまった場合、誰かが保護してくれたとしても、どこのペットなのかわからなければ保健所や警察などに届け出るしかありません。
SNSなどで「保護してます」と拡散して、家で預かる人もいますが、やはり限られた範囲にしか広まらないケースもあるので、確率としては高いものではありません。
迷子の犬猫を捜索する専門の業者さんに依頼するなど、方法は色々ありますが、マイクロチップが装着されていると、保健所などでそのデータを確認して、飼い主に連絡することができます。
マイクロチップの情報を読み込む専用の機器は、一般の人が持っているわけじゃないのですが、保護された場合のことを考えるとマイクロチップはとても有効なものだと思います。
装着する時は注射程度の痛みしかなく、高額な費用が必要なわけでもありません。
数千円で装着から登録まで完了するので、もしものことを考えると、とても良いものだと思います。
どれほど脱走防止の対策をしていて万全だと思っても、地震や台風などの自然災害は時として私たちの想像を超えてしまいます。
そんな時のために、マイクロチップを装着することが重要なのでしょう。
マイクロチップのデメリット
マイクロチップには、メリットが沢山あるのはわかります。
でも、やはり見逃せないデメリットもあるのです。
例えば、装着した場所によっては、痛みや痒みが続いてしまい、ペットにストレスを与える結果になるかも知れないのです。
動物病院で装着するので、安心だと思いつつ、やはり心配です。
こればかりは、装着してみないとわからないことなので、怖いです。
そして、GPS機能がないので、誰かが保護してくれなければ見つけられません。
また、故意に連れ去るような人間に狙われた場合は、防ぐ機能はありません。
あくまでも、飼い主と離れてしまった場合に、どこかで誰かが保護してくれることがマイクロチップの機能を生かせるのです。
迷子札だけでも付けよう
マイクロチップの必要性を十分に理解した上で、装着について本気で考えてみようと思っています。
この先、ペットショップで販売される犬猫さんたちは、マイクロチップの装着が義務化されると思います。
そうなれば、マイクロチップの情報を読み込む機器も、広く普及する可能性もあります。
一般化されれば、さらにマイクロチップが活躍しやすくなると思います。
家族会議ですね。
お断りだって言ってるのがわからないのですか?
ぼくも今度ばかりはつくしと同じだもん。
嫌がることも、時にはしなければいけないのは申し訳ないけれど、それが人間と一緒に生きていくことだと思って理解して欲しい。
我が家では、今後マイクロチップを導入することを前向きに考えますが、迷子札を首輪に付ける対策は生後半年からしています。
首輪が外れてしまえば役に立たないかも知れませんが、何もしないよりは少しは安心ですから。
迷子札にも色々種類があります。
小さなポケットの中に連絡先カードを入れて首輪に付けるタイプ
首輪に刺繍するタイプ
ステンレスやアクリルに刻印するタイプ
うちはステンレス製の迷子札にしました。
すごく小さいので嫌がりません。
お水を飲んだりする時に、少しカチカチ当たりますが、嫌がって取ろうとする様子はないので良かったです。
首輪はもともと付けているものを使いました。
表に名前、裏に電話番号と名字が書かれています。
安心という前に、迷子札がとてもキュートなので気に入っています。
関連記事:【猫との暮らし】飼い猫の首輪に鈴は付ける?それとも付けない?
まとめ
毎年のように大きな災害が起こるので、その度に不安になります。
最近も大きな台風がありました。
猫つながりのフォロワーさんの猫が避難しようとしたときに脱走したと聞いて、とても心配していました。
幸いにも見つかったのですが、明日は我が身だと思って備えなければいけないと痛感しています。
ペットと暮らしている皆さん、災害時の備えを考える機会を作りましょう。