マウントを取りたがる人と付き合うのは、とてもめんどくさいですよね。
マウントを取るとは、人よりも優位な状況に立とうとする言動のことです。
格闘技で上位のポジションを取ることから、人との接し方のおいて使われるようになった表現です。
職場、学校、友人関係、ママ友、近所付き合いなど、様々な場面でマウントを取りたがる人と出くわす可能性があります。
うわ!この人のマウンティングはヤバい!って思うことありますね
そのような場面で、人間関係にヒビを入れずに上手く対処する方法を考えてみましょう。
マウントを取りたがる人の特徴
マウントを取りたがる人は、「あなたより私の方が優位にいる」というアピールをするために会話の中に「勝てる」と思うポイントを探しています。
たとえば、
私の彼は△△に転職したの
へえ、スゴイじゃない
私の彼は△△の親会社の本社勤務だけどね
このように、相手の話の内容を聞いてから、自分の方が上だと自慢できる点を見つけた時には黙っていられないのです。
聞かれてもいないのに自分から言い出すパターンが多いですが、あえて「○○さんは?」と相手に質問させるようにしてから、満を持して自慢するようなパターンもあります。
そして、マウントを取りたがる人の特徴は、決して人を馬鹿にするような態度はしないのです。
見下したり、馬鹿にするような態度でマウントを取ってしまえば、二度とその人は自慢話をさせてくれません。
「あなたもスゴイじゃない」と言いながらも内心では「私の方が上だけどね」と優越感に浸るのがマウントを取りたがる人の特徴です。
マウントを取りたがる理由
マウントを取りたがる人は、人よりも優位に立てることが沢山あるので、常に自信に満ちている人のような気がしますよね。
ですが、それは間違いです。
マウントを取りたがる人ほど、承認欲求が強いのです。
承認欲求とは、「認めて欲しい」とか「価値のある人間だと思われたい」という気持ちです。
誰もが持っている欲求なのですが、それが人一倍強い傾向があると考えられます。
自分が尊敬される人間になりたいのなら、それに値するように努力すれば済む話なのですが、承認欲求が強い人ほど自信を持てず、常に不安を抱えています。
「私なんて、誰も必要としていないのでは」
このようなネガティブな気持ちが強いので、それを消すためにマウントを取って自分の承認欲求を満たそうとするのです。
自分よりも劣っていそうなポイントを見つければ、容赦なくマウントを取るので、とても付き合いにくいですよね。
上手な対処法
あなたの周りにも、きっと一人や二人はいるであろうマウントを取りたがる人。
そんな人とは距離を置きたいところですが、人間関係とはそんなに簡単なものではありません。
付き合いたくない人でも、遠ざけるわけにはいかないこともあるのが大人の社会です。
でも、いつもマウントを取りたがる人に付き合っているのも疲れます。
それが常態化してしまうと、自分自身がダメな人間になったかのような気持ちにさせられてしまいます。
では、どう対応するのがベストなのか!!
それは、無反応です。
ノーリアクションです。
返事もせずに、無視してしまえば、人間関係にヒビが入るので、返事はしましょう。
ただ、興味を持っているような様子を見せてはダメです。
へえ~、そうなんだ
これだけです。
それ以上は何も必要ありません。
くれぐれも「すごいね」なんて言葉を付け加えないでください。
「へえ、そうなんだ」と言うだけで、その会話を広げる素振りを見せなければ、それで終わります。
これだけの反応しかなければ、マウントを取りたがる人は拍子抜けします。
それは「この人より優位に立っても面白くない」と思わせれるのです。
何度かマウントを取ろうと試みてくるかも知れませんが、毎回同じように対応していると、数回で諦めるはずです。
してはいけない対応
マウントを取りたがる人への対応で、一番してはいけないのが相手よりも優位に立とうと反撃する行為です。
自慢気に自分が勝てそうなポイントでマウントを取ろうとする人の話を聞いていると、自分の方が優位に立てることに出くわすこともあると思います。
たとえば、彼氏の話をしていて
「私の彼は○○大学卒なの」
と有名大学出身であることをネタにマウントを取ろうとしていたとします。
それに対して
「私の彼はアメリカの○○大学卒なの」
と対抗してしまうと、相手はメラメラと競争意識を燃やします。
すると、その後もことあるごとにあなたに対して対抗心をぶつけてくることになるでしょう。
競争意識を燃やせる相手からマウントを取ることは、承認欲求を得やすいので、標的にされてしまいます。
勝手に独り勝ちさせておくのが、一番の対処法だとおぼえておいてくださいね。
まとめ
人付き合いが苦手でも、社会の一員としては誰とも付き合わずに生きるのは困難です。
本音を言えば「嫌な奴」でも、付き合わないわけにいかない人もいますから、上手な対応で乗り越えていきましょう。