お友達や知人が入院したと聞けば心配になりますね。
お見舞いに行って励ましてあげたいと思うし、顔を見て安心したいと思うのは当然のことでしょう。
ですが、入院しなければいけなくなった原因によっては、いきなりお見舞いに行くのは迷惑をかけるかも知れません。
そこで、お見舞いの基本的なマナーやルールについてまとめてみました。
お見舞いマナーの基本
入院していることを本人やその家族以外から知らされた場合は、まずお見舞いに行ってもいいのか確認した方が良いです。
もしかしたら、病状によってはお見舞いを断られることもあるので、できれば確認した方が良いのです。
本人に連絡できない場合は、ご家族に連絡してみます。
ご家族の連絡先がわからない場合は、病院に確認する手もあります。
ですが、病院では入院患者の個人情報を簡単に教えてくれないので、入院しているかどうかも確認できない場合もあります。
入院患者に関する問い合わせは一切受け付けない病院も増えています。
どうしても本人やご家族に連絡できないときは、入院していることを知らせてくれた人に聞いてみます。
他にお見舞いに行っている人がいるのかどうかわかれば、事前連絡できなくてもお見舞いに行くことはタブーとは言えません。
まずはお見舞いが可能なのか確認することが、マナーの基本です。
お見舞いの日時の事前連絡は必要?
お見舞いに行く前に、連絡を入れてから向かう人は少ないかも知れませんね。
ですが、できれば日時を事前にお知らせしてから行った方が相手にも迷惑をかけません。
それに入院中でも検査回診、血圧や体温チェック、入浴、洗髪など病室への出入りが多い時間帯もあります。
とくに長時間に及ぶような検査の予定がある場合は、疲れてしまうのでお見舞いは遠慮するべきです。
突然のお見舞いで、病人やケガ人に気を使わせて疲れさせるわけにはいかないので、事前の連絡を入れた方が良いと思います。
もしも連絡する手段がなくて、お見舞いに行った日に検査などが重なった場合は、ナースにひと言伝えて出直すようにしましょう。
お見舞いの現金や品物はあずかってもらえない病院がほとんどなので、事前連絡できない場合のお見舞いの品に食べ物などを用意するのはやめたほうがムダにせずに済みますよ。
病室での滞在時間はどのくらい?
お見舞いに行ってみると、それほど重い病状ではなく、退屈している様子であれば、話し相手になるのは喜ばれます。
病気ではなくケガの場合はとくにそうですね。
ケガしている部位以外は元気なので、退屈で時間を持て余す入院患者さんも多いですから。
もしも個室で、とくに静養が必要じゃない場合はそれほど時間を気にすることもないですが、相部屋の場合は30分くらいで失礼しましょう。
個室でも1時間を超えないくらいを目安と考えます。
お見舞いに行った時に眠っていた場合は、声をかけたりせずに、そのまま少し様子を見て、目を覚ましそうになければ30分ほどで帰ります。
子供連れのお見舞いについて
病院へのお見舞いには、小学生以下のお子さん連れは注意が必要です。
病院の中に入れたとしても、入院患者のいる病棟へは子供連れでは入れないこともあるからです。
病院内には様々な病気の人がいますので、小さなお子さんに感染するリスクを避けるためでもあります。
そして、お子さんからの感染を防ぐためでもあるので、お見舞いにお子さんを連れていくのなら、病棟に入れるかどうか事前に確認することをおすすめします。
まとめ
病院へのお見舞いは、突然行ってもマナー違反とかルール違反というわけではありません。
ですが、双方にとって事前に連絡した方が良い時間が過ごせるはずです。
どうしても連絡手段がない場合を除いて、お見舞いに行きたい日時はお知らせするようにしましょうね。