自分のことは後回しにして、他の人のことを優先する。
それは好い人として、周りの人からありがたい存在として見られていると思います。
でも、自分を後回しにしてまで他人を優先しているのは、ほんとは無理していて、疲れてしまう・・。
もしそうだとすれば、その無理は自分を傷めてしまいます。
自分よりも他人を優先して疲れてしまうのなら、もっと自分を大切にできるようになりましょう。
自分を大切にする!そのコツをまとめてみました。
怒らせるのが怖い
自分よりも人を優先させる理由としてまず考えられるのが、人の顔色をうかがい、人が不機嫌になったり怒るのが怖いからです。
これは誰でもあることですが、自分を後回しにしてでも他人を優先させる人は、怒る人に接すると、怒りの原因が自分にあると考えてしまうからなのです。
たとえば、友達や恋人と一対一で話しているときに不機嫌にさせたり怒らせたのなら、その原因が自分にあると考えるのは自然です。
ですが、その怒りの原因が理不尽な場合もありますよね。
友達や恋人が嘘をついていれば、嘘はいけないことだと指摘するでしょう。
ところが、嘘をついていた方が開き直って逆キレして怒り出すこともあります。
そうなったときに、自分の言い方が悪かったのか・・と考えてしまうようなことはないでしょうか。
そう考えるのは悪いことではないですが、理不尽なことでも自分のせいだと思い込んでしまうと、自分の言いたいことが言えなくなってしまいます。
怒りの原因が本当に自分にあるのかどうか、落ち着いて考えてみるようにしましょう。
頼まれることに価値がある
自分よりも他人を後回しにして我慢してしまう原因に、人から嫌なことを押し付けられているのに、それを断らないことで自分の価値を上げるというような思考になっていると考えられます。
これはつまり、自分は価値のない人間で、みんなが嫌がるようなことを嫌がらずに引き受けるくらいのことをしないと周りから評価されないと思ってしまうからなんです。
自分のことを過小評価しすぎているのと、人間の価値を肩書や収入のようなものでしか測れないことも原因なのかも知れません。
学歴や仕事での実績など、それらの評価は書面上や第一印象を左右するかもしれませんが、人と人との付き合いでは、そのような価値だけではないはずです。
人が嫌がることを引き受けるくらいのことをしないと、自分なんて誰の役にも立てないのだから・・なんて考えていても、周りの人はそれで価値を上げてくれるわけではありません。
嫌なことを引き受けてくれる便利で都合のイイ人として使われてしまいます。
自分の価値を過小評価せずに、嫌なことを引き受けるときには「○〇さんの頼みだから」とか「ほんとは予定があるので帰りたいけど、○〇さんが困ってるなら」など自分の価値を上げるようにしてもいいのです。
黙って引き受けてくれる人には、どんどん嫌な仕事が集まってしまいます。
どうせ引き受けるのなら、相手が感謝の念を抱くような一言を添えるといいですね。
自分を大切にする権利を忘れる
他人を優先して疲れてしまう原因として、自分を大切にするという当たり前の権利を忘れてしまっているとも考えられます。
前項と重なる部分もあるのですが、人から頼まれると断れないのは、自分自身を大切にするという基本的な権利の意識が薄れているのではないでしょうか。
友達から誘われたとき、自分には他にやりたいことがあっても断れずに付き合い、やりたいことをする時間がなくなってしまう。
そんなことが続けば、ストレスが蓄積されてしまうでしょう。
自分のやりたいことをするための時間を割いてまで、友達を優先するのはなぜなのか・・。
それは断ることで友達から嫌われてしまうかも知れないという恐怖心かも知れません。
しかし、誘いを断ったくらいで嫌われるような関係性であれば、自分のやりたいことを我慢してまで付き合う必要があるでしょうか。
自分を大切にする基本的な権利を守ることを心掛けてみましょう。
まとめ
自分よりも他を優先するのは、あまり親しくない関係性であれば「すごくいい人だよね」と思われるでしょう。
ですが、本当に大切に考えてくれる人は心配になると思います。
他人にやさしくすることも大切ですが、それ以上に自分も大切にするようになりたいですよね。