一人暮らしの猫飼いさんには必須!愛する猫を守るための準備は重要

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一人暮らしの人がペットを飼うのは、ひと昔前に比べると増えているのか減っているのかわかりませんが、保護猫の里親になるのはかなり大変そうですね。

里親になれる条件には一人暮らしはNGというケースが少なくないからです。

絶対にダメだというわけじゃないのでしょうが、やはり留守が長くなるので、お世話が行き届かないことや、事故や病気などの不測の事態になったときのことが心配だからでしょう。

一人暮らしの人が完全室内飼育で猫と暮らす場合に、必ず準備しておかなければいけないと言われることをまとめました。

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悲しい事例が後を絶たない

一人暮らしの人には、保護猫の譲渡条件はとても厳しくなります。

最初から申し込み資格の段階でNGになることもあるほど、一人暮らしの人が保護猫の里親になるのは難しいのです。

猫は基本的に留守番が苦手ではありませんし、授乳期の子猫じゃなければ、一人暮らしでも猫を飼うことは可能です。

それなのに一人暮らしでは里親になるのが厳しい理由は、飼い主に何かあったときのことを考えるからです。

実際に起こったいくつかの悲しい事例をご紹介します。

飼い主が倒れた

ある猫ボランティアの方が、近所に住んでいる40代の一人暮らしの女性に保護猫2頭を譲渡しました。

どちらも成猫で、同じ場所で保護されたので兄弟だったかもしれないということで一緒に引き取ることにしました。

本来は一人暮らしの人に譲渡はしないそうですが、近所に住んでいる人という安心感から譲渡することになったのです。

子猫の里親は見つかりやすいですが、成猫の里親はなかなか見つからないのが現実なので、2頭一緒に引き取ってくれるのは助かると思うのは本音ではないでしょうか。

その後、猫2匹との暮らしをとても楽しんでいる様子が伝わるし、何か猫のことで心配があれば相談してもらえるように伝えていたため安心していたそうです。

ある日、「そういえば最近見かけないわ」と里親さんの姿を見かけないことに気が付いてメールを送っても返信がなく、電話は電源が入っていない。

心配になって里親さんの家を訪ねると、なんと入院して留守にしていると近隣住民が教えてくれた。

病院を調べようにも、個人情報なので病院に問い合わせても答えてくれないため、里親さんの部屋のオーナーを調べてやっと入院先がわかったのだ。

大家さんに「猫たちはどうなりましたか?誰か保護してますか?」と聞くと、大家さんは猫がいることを知らなかったのだ。

もともとペット可の物件だったため、わざわざ報告の必要もなかったからだろう。

まずは病院へ走ると、なんと倒れたときから意識が戻っていなかったのだった。

もしも意識があれば、きっと猫たちの世話のために連絡してきただろう・・・しかし意識がなかったのだ。

急いで大家さんと一緒に里親さんの部屋に入ると、1匹はすでにクローゼットの中で丸くなったまま亡くなっていた。

もう1匹はかろうじて生きていたが、衰弱しきっていたためすぐに入院させたが2日後に亡くなってしまった。

里親さんは仕事から帰宅する前に駅で倒れてそのまま救急車で運ばれて、意識が戻らないまま1か月近く経っていたのです。

水皿は空になっており、ドライフードが入っていたと思われるボックスは無数の爪痕と噛んだ痕があったそうです。

もっとはやく気が付いてあげられれば・・・と後悔ばかりしているという保護主さんのお話です。

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余命宣告された保護主

一人暮らしで野良猫の保護活動をしていた方が、癌を患い余命数か月と宣告されたことを知りました。

自宅には10匹の猫がいて、シニアや病気の子は里親を見つけるのは難しいため、終生保護を覚悟してお世話してきた方です。

それまでの保護活動では100頭を超える猫を保護して里親を見つけてきた方です。

だから自身の余命を宣告されても、諦めずに治療していました。

入院中は猫仲間や地域のボランティアがシフトを組んで猫のお世話に通っていました。

しかし保護主さんが入院中にシニアで持病のある子が2匹亡くなってしまうなど、やはり猫たちにとっても主さん不在なのは不安だったのでしょうね。

その方は生前に終生飼育を引き受けてくれる保護団体へ4頭をお願いしていました。

年齢や病気のことを考えて一般の家庭で引き取るのは負担が大きいと感じたからでしょう。

費用は150万円ほど必要だったとか・・。

それでも保護主さんは猫たちが最後まで安全に生きられるように、自分が動けるうちに手続きしたのです。

旅立ったあとに残された猫は、猫友さんたちによって里親探しをすることになり、見つかるまでは亡くなった保護主さんの家で暮らしています。

猫のためにできること

前述でご紹介した事例は、まるで青天の霹靂のように何の前触れも心構えもなく意識を失うような事故や病気になることと、事前に心構えと準備する時間が与えられるケースを比べるのにわかりやすい実話です。

一人暮らしでも、常に人が家に出入りするような環境であればもしものときに猫のお世話や保護をお願いできるでしょう。

しかし滅多に人が訪れることもなく、猫と人間だけで静かに暮らしているようなケースでは、万が一のための準備は絶対に必要だと思います。

たとえばこのような緊急時のためのカードを常に持ち歩くことです。

もしものときに猫の保護をお願いできる人の連絡先が書かれていれば、大切な子たちの命を守れるのではないでしょうか。

まとめ

私自身は一人暮らしではありません。

ですが、もしものときに家族が家に戻れない事態が起こらないとは限らないのです。

健康保険証の裏側に「家に猫がいます。緊急時の連絡先電話番号」と書いています。

もちろん猫の情報がわかるように緊急情報カードも持ち歩いていますが、それでも不安はあります。

一人暮らしだから猫の里親になれないわけではないですし、一人暮らしでも猫との生活を楽しむことはできるはずです。

ただし、猫にとって頼れる存在はたった一人だという自覚をもって万が一のことを考えるのも愛情だと思います。

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