猫との生活を楽しんでいる皆さんの中にも、分離不安症について知りたいと思ったことがある方はいらっしゃるでしょう。
じつは私も何度か検索して調べました。
でも、分離不安症ってどこで判断すればいいのかわかりにくいので、しっかり理解できたことがありません。
我が家の猫たちが不安分離症だと思ったことはないのですが、今のままの接し方では不安分離症の予備軍になっているかも知れない・・と心配になることがあります。
不安分離症?そんなの私とは無関係です。
不安分離症?ナニそれ?オイシイの?
・・・・・・。
とくに長女猫は不安分離症なのかも?と思ったことがあるので、どう接するべきなのか調べながら模索しています。
分離不安症ってなに?
孤独に強く、自立心旺盛な生き物だった猫は、分離不安症とは無縁だと思われてきました。
ペットとして飼われる動物では、群で行動する習性の犬は、飼い主と離れることで精神的に不安になって問題行動を起こすことがありました。
大きな声を吠え続けたり、トイレの失敗をしたりするような行動です。
ですが、完全室内飼育で育った猫は、本来の猫の孤独を好む習性が薄くなり、飼い主との密接な関係が当たり前になります。
犬と同じように、猫も不安分離症のような行動を起こすことが多くなっているのです。
具体的に猫の分離不安症にありがちな問題行動を調べてみました。
2、トイレや浴室にも後をついて行く
3、猫トイレ以外で粗相する
4、スプレー(マーキング)する
5、グルーミングを執拗にする
6、食欲が落ちる
7、姿を隠して元気がなくなる
8、下痢や嘔吐などの体調不良を起こす
9、家具などで爪とぎをする
10、物を壊したりする
主な問題行動はこのようなことがあげられます。
ただ、その猫の個性もあるので、問題行動もそれぞれ違うと思います。
我が家の猫の場合ですが、長女猫つくしは私が仕事を始めるのが気に入らないみたいです。
パソコンに向かい始めると、見えないところに隠れて小さな声で鳴きます。
それに気がついて「なあに?」と反応すると、「にゃっ」と短く鳴いて足にスリスリ・・。
撫でて欲しい、かまって欲しい、遊んで欲しい要求の繰り返しです。
私が仕事に集中していて、小さな鳴き声に反応しないと、階段や2階の部屋から大きな声で鳴きます。
これは分離不安症の予備軍なのではないか・・と思う行動です。
すごく困っているわけでもないし、留守番させている間に問題行動を起こすわけでもないので、今のところとくに対策はしていませんが、少し気にしています。
分離不安症になりやすい猫の特徴
分離不安症になりやすいのは、子猫の時から人間と密接にかかわってきた猫です。
外で成猫になるまで生きてきて、保護されて家猫になった子は不安分離症になることは滅多にないと言われています。
うちの2頭の猫のうち、長女猫は生後2ヵ月の時からずっと私のそばにいます。
そのため、私が帰省で不在の間に夫と留守番している時には、食欲も落ちて、ほとんど鳴かなかったそうです。
数時間なら大丈夫でも、24時間以上離れると不安からいつもとは違う様子になるのは心配になります。
分離不安症にさせないための接し方
うちの猫たちのかかりつけの動物病院の院長は、猫についての悩み相談をいつも丁寧に聞いてくださいます。
分離不安症っぽいのが心配だと相談した時に、先生は「鳴いても反応しない練習をしなさい」と言いました。
要するに、猫ではなく飼い主の訓練です。
可愛らしい声で鳴かれれば、それについつい反応してしまいます。
普段の数時間の留守番で問題行動を起こさないのなら、「私を見て」「撫でて欲しいの」「遊ぼうよ」というような猫の要求にすぐにホイホイと応えてきた私自身の問題だったようです。
それから私は、鳴かれても3分~5分は反応しないように気を付けています。
5分以上鳴き続けることはほとんどなくなってきたので、少しずつはわかってくれるようになったと思っています。
でも、まだまだ甘えん坊パワーは炸裂しますけどね。
まとめ
うちの猫のように、鳴いて注意を引こうとするだけではなく、スプレーやトイレの粗相などを繰り返す場合は、時間をかけて猫の自立心を養う対策が必要です。
留守番の後にしっかりスキンシップをして、遊びの時間を作り、猫との接し方にメリハリをつけることがポイントです。
可愛いお誘いをスルーするのはツラいですが、不安によって引き起こすストレスが猫を苦しめないためなので、頑張りましょう。