腎臓疾患になりやすい猫だから療養食を予防として与えてしまうのは?

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猫は腎臓病を患いやすいというのは、すでに猫と暮らしている方ならご存知のことだと思います。

猫が腎臓病になりやすい理由は、色々なことが言われていますが、ルーツが砂漠地帯で生きていたので、水分を体内に溜め込む特徴があったからだと考えられています。

水をたっぷり飲めるような環境で生きていても、ルーツが生き延びるために身につけた特徴が残っているのでしょうね。

でも、水分をしっかり摂らせて、塩分の少ないフードを与えるくらいしか予防方法がないのが悩ましいところです。

もっと積極的に腎臓病予防できればいいのに・・って考えることがあります。

そこで思ったのが、腎臓病になった猫ちゃんに与える療養食を健康な段階から与えるのは予防にならないのだろうか。

腎臓の数値を維持させるための食事療法に使われる、療養食について考えてみました。

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腎臓サポートフードって?

猫の腎臓疾患は、腎臓機能が低下する慢性腎不全が大半を占めているようです。

5歳以上、7歳以上、10歳以上と年齢が上がれば、腎不全に割合が上昇します。

早い子では3歳でも慢性腎不全になることもあるそうです。

早期に発見して、腎臓機能を維持するためには、3歳以降は定期的な健康診断が必要なんですよね。

ワクチン接種と同時期に行うことが多いみたいです。

うちの猫たちは2歳と1歳なので、まだ健康診断は受けていません。

毎年受ける方が安心なのでしょうね。

腎不全の初期段階では、ほとんど症状がないので、体調を崩してからでは、腎臓がほとんど機能しなくなった状態になっていることもあるそうです。

腎臓の機能が悪くなると、もう二度と元には戻りません。

今の状態をできるだけ維持するしか方法はないので、早めに発見することがとても重要なのです。

もしも腎臓に問題があるとわかったら、お薬と食事療法をはじめます。

動物病院で取り扱っている療養食を色々試しながら、腎臓に負担をかけない食生活に切り替えます。

腎臓サポートの療養食の特徴は、たんぱく質とリンの含有量を抑えている点です。

高タンパクな食事は、腎臓に負担をかけます。

また、猫の腎不全の研究では、リンを多く含む食事は腎臓に良くないそうです。

腎臓サポートのための療養食も種類が豊富なので、猫の好みを探しながら食事によるケアを続けることになります。

腎臓病の予防になるの?

慢性腎不全になりやすいとわかっているのなら、健康なうちから予防として腎臓サポートのために作られた療養食を食べさせればいいのでは?と思ったことがあります。

そう思ったきっかけは、年齢の差が大きな猫を多頭飼育している友人の話を聞いてからです。

その家では6頭の猫がいて、そのうち2頭は11歳と7歳です。

他の4頭は5歳未満です。

6頭のうち7歳のオスが慢性腎不全になり、療養食を与えることになったのですが、今まで他の猫たちと同じものを与えていたので、1頭だけ療養食に切り替えるのがとても難しかったんだとか。

留守の間はドライフードを自動給餌器で与えているため、腎臓病の猫だけを別部屋に隔離しなければ食事を分けることができないのです。

でも、1頭だけを別部屋に隔離して日中の長い時間を過ごさせるのは、ストレスが大きいのではないか・・と思ったそうです。

それはそうですよね。

今まで家の中を自由に歩き回れたのに、急に閉じ込められればストレスを感じるでしょう。

そのストレスが、かえって健康を害する結果を招くのも困ります。

悩んだ末に、留守の間に与えるドライフードを全て療養食にして、在宅中に与えるウェットフードは健康な猫と分けて与えるようにしたそうです。

獣医師にも相談して、問題ないと言われたとか・・。

それを聞いて思ったのは、「だったら健康な猫も療養食で腎臓疾患を予防できるんじゃないの?」と。

でも、それで腎臓疾患が防げるのなら、キャットフード全般にそういう工夫がされているはずでしょう。

やはり、健康な猫に療養食を与えるには、いくつかの注意点があるようです。

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健康な猫に療養食を与える時の注意点

腎臓サポートの療養食は、たんぱく質の含有量を抑えています。

腎臓病の療養食じゃなくても、シニア猫用のキャットフードはたんぱく質を控えめにしているのは、やはり腎臓への負担を考えてのことでしょう。

猫はもともと肉食なので、穀類などが多く含まれるキャットフードではたんぱく質不足になってしまいます。

腎臓への負担を軽減するために、リンの含有も控えていますが、若くて健康な猫にとって、リンは必要な栄養素です。

たんぱく質とリンの摂取量を控えることで、健康な猫の身体に影響が出るのは困ります。

なので、時々食べるくらいなら問題ないのですが、療養食を若くて健康な猫に長期的に与えるのは、良いことではありません。

私の友人の家の6頭の猫たちは、留守の間に食べるドライフードだけ療養食にしていますが、ウェットフードはウェットフードはその猫の年齢や体調に合わせた総合栄養食を与えています。

ドライフードをメインにしていると、1頭だけが腎臓疾患になると与え方に困ることが想定されます。

ドライフードだけじゃなく、ウェットフードを決まった時間に食べる習慣をつけておくことも必要だと思いました。

まとめ

猫の慢性腎不全を防ぐためには、食生活がとても重要なのに、健康な時から予防するためのフードはないのですよね。

予防のためのサプリメントはあるみたいですが、サプリがあるのならフードも作って欲しいものです。

できるだけ猫の年齢と生活環境に合わせたフードを選ぶことと、フード以外のおやつを控えめにすることが基本のようです。

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