犬を飼っている人は、一緒に旅行に行くこともあるでしょうね。
愛犬と一緒に泊まれるホテルや旅館も増えていますし。
でも、猫と一緒に旅行に行く人は滅多にいないと思います。
それは、猫にとって大きなストレスになるからなので、推奨されていません。
最近は、Youtubeなどで人気者になった猫さんが、ハーネスをつけて散歩したり旅行に同行させるという動画を見てマネする猫飼いさんもいるようですが・・。
猫は環境の変化に強いストレスを感じるため、知らない場所に行けば怖がってしまいます。
猫のことを考えれば、旅行や帰省に連れていくのは控えるべきでしょう。
1泊2日くらいなら、猫だけで留守番も可能です。
2泊以上になると、トイレの掃除、水やフードのお世話が必要なので、留守中の世話を頼める人がいないと困ります。
このとき、誰に頼むのがベストなのか考えてみましょう。
猫だけでの留守番
猫は自分が生きているテリトリーにいることが何より安心できます。
室内飼育の猫は、ペットホテルや親族の家に預けられるよりも、家で留守番したほうが負担が少ないのです。
しかしそれは一泊二日くらいの留守の話です。
二泊三日でも留守番できるという人もいますが、人が世話をしないで猫だけの留守であればこれが限界だと思います。
自動給餌機と自動給水機があり、システムトイレであれば、二泊三日の猫だけの留守番もギリギリ大丈夫だと思いますが、準備が不十分であればストレスを感じることもあります。
とくにトイレ問題です。
トイレが汚れていると、我慢してしまう猫もいます。
留守番のために新たなトイレを増やしたとしても、飼い主が不在という状況と重なり、新たなトイレを使わずに粗相したり、我慢してしまうこともあるのです。
猫の性格は個体差があるので、他の猫の事例はあくまでも参考として、日ごろの猫の様子をみながら考える必要があります。
神経質でデリケートで、警戒心が強くて寂しがり屋さんの猫だとすれば、一泊二日でも不安を強く感じることもあるのです。
飼い主以外の人慣れ
飼い主の留守中に自宅で留守番させる場合、トイレと水とフードのお世話に来てくれる人がいると安心です。
たとえ自動給餌機や自動給水機があったとしても、何があるかわかりません。
ペットの見守りカメラがあったとしても・・です。
万が一、急病やケガのときに近くにいる親族や知人に駆けつけてもらえると安心なので、1日1回は様子をみるために訪問してくれるように頼める人を探しておくと良いですね。
そのときのために、日ごろから慣らしておくことも必要です。
人見知りしない猫もいますが、臆病な子だと、知らない人が自分の縄張りに入ったことで強いストレスを感じて、隠れたまま出てこなくなることもあるからです。
慣れる機会がないまま、いきなりお世話を頼む場合は、無理にスキンシップはせずにトイレの掃除と水とフードの交換の最低限のことだけお願しましょう。
プロの任せる選択
ここまで、飼い主が留守にする場合の猫のお世話は、あくまでも健康な猫のことです。
健康な状態で、10歳未満の猫であれば一泊二日の留守番なら人間のお世話がなくてもさほど心配はないのです。
しかしシニア猫や持病のある猫の場合は、たとえ一泊二日でも猫だけの留守番はリスクがあります。
たとえば、欠かさず投薬しなければいけない持病のある猫は動物病院で預かってもらえれば安心です。
しかし動物病院に預けられることで、強いストレスを感じていまいそれがもとで体調不良を起こすこともあるため、どれほどのケアが必要なのかによっては自宅に居させた方が猫に負担が軽いこともあります。
薬をきちんと投薬できさえずれば、元気に過ごしているのであれば、自宅にいた方がいいでしょう。
ただ、慣れない人が猫に薬を飲ませるのはかなりハードルが高いです。
猫もビックリしてしまうでしょうし、上手く飲ませられなければ困ります。
やはりシニア猫や持病のある猫を自宅で留守番させる場合は、きちんと資格を保有しているペットシッターを依頼する方が良いと思いますね。
ペットシッターでも投薬は断る場合もあるので、事前に調べてから依頼しましょう。
まとめ
猫だけじゃなく、動物を家族として迎える場合は、もしも留守をするときのことも考えておく必要があります。
留守にするつもりはなくても、何があるかわかりません。
短い旅行なら、猫を留守番させている人も多いですが、持病があるとそうはいきません。
我が家でも1日2回の投薬が必要な猫がいます。
まだ若い猫なので、これからもしかして留守にしなければいけない事態が起こったときのために、定期的にペットシッターを検索しています。
もしもの時のことを常に考えて準備することは、飼い主の責任だと思います。