猫との暮らしはホントに楽しくて、毎日自然と笑顔で過ごす時間が増えます。
猫が1頭でも楽しいですが、2頭になれば2倍の楽しさです。
環境や条件が整うのなら、もっと頭数を増やしたいと思っているほどです。
ただ、猫が増えれば猫の個性をきちんと把握することが飼い主に求められます。
どの猫も同じように扱えば問題なし!ではないのです。
猫は人間では2~3歳の子供くらいの知能があると言われています。
2歳児と言えば、子育てで一番大変な時期でもあります。
自我が芽生え、自分の希望を伝えようとしても上手くいかないと泣いて大人を困らせます。
そのくらいの年齢の子供と同じだと思えば、猫の個性を見抜くことがいかに大切なのかわかりますよね。
猫と暮らしていれば、その子の個性が見えてくるはずです。
たとえば、うちの2頭の猫は1歳違いです。
1頭目のメス猫が1歳過ぎた頃に生後3か月弱のオスの子猫を新たに迎えました。
新入り猫を迎えて半年以上、先住猫は体調を崩したり挙動不審な様子を見せることもありました。
1年経って、やっとお互いの存在を認め合い、鬼ごっこしながら楽しそうにする時間も増えました。
それでも、2頭の性格の違いを見ていると、先住猫に対しては細やかな対応が必要だと思っています。
とにかくツンデレな性格なので、甘えたい気持ちを素直に表現できないのです。
甘えたいなんて、子供じゃあるまいし
素直じゃないよね
今回は、ツンデレタイプの猫ちゃんとの向き合い方について考えてみましょう。
飼い主を独占する時間を作る
メス猫の方がツンデレな性格が多いようですが、個性はそれぞれなので性別だけではわかりません。
一緒に暮らしていれば、性格はわかると思います。
とくに子猫のころに1頭だけで飼育されて成猫になったのなら、他の猫がくるまでの飼い主との接し方ができなくなるのは、とてもストレスを感じます。
うちもそこに気が付いてあげるまで、少し時間がかかりました。
早く新入り子猫に慣れて欲しいと思っていたからです。
ですが、どれほど先住猫を優先していても、そばにほかの猫がいると今まで通りに人間に甘えられない子がいるのです。
子猫はそんなこと気にせずに人間に甘えるので、それを少し離れた場所から見ている時間が増えました。
寂しそうな表情に見えたので、子猫が入らない部屋で先住猫と2人だけで過ごす時間を作るようにしました。
すると、子猫を迎てから一度も膝に乗ってこなかったのに、ゴロゴロと喉を鳴らして膝の上で丸くなったのです。
ああ、この子はずっとガマンしていたんだな
それを感じて、涙が止まらなくなりました。
わかってあげられなかった自分に腹が立つし、寂しさをガマンしていた日々を思い返して反省しました。
それからは、1日10分でもいいので、飼い主を独占する時間を作るようにしています。
気のせいかも知れませんが、それからは子猫への接し方もやさしくなったような気がします。
遠慮がちな性格を見抜く
うちのように2頭しかいないのであれば、それぞれの性格を見抜くのもそれほど難しくないと思います。
もっと頭数が多いと、それぞれの性格を見分けるには時間をかけて観察しないといけませんね。
猫たちの性格を見るためには、遊びに誘った時の様子を見るのも1つの方法です。
猫じゃらしやボールなどのオモチャを使って遊びに誘ったときに、複数の猫がいると遊びに参加しない子がいます。
他の猫が遊び終わった後に遠慮がちにそばにきて、遊んで欲しそうに催促する子もいれば、他の猫の前では遊びに興味を示さない子もいるのです。
基本的に半年未満の子猫は遊びに飛びつきますが、1歳以上の成猫になると性格の違いがよく出ます。
甘え方の個性を見分ける
猫は甘え方も個性豊かです。
抱っこが大好き。
撫でられるのが好き。
遊んで欲しい。
そばにいて欲しい。
猫同士の時間は邪魔しない
猫だから猫が好きとは限りません。
猫なのに猫に構われるのが苦手な性格の子もいるので、そういう猫に無理に猫を近づける必要はないでしょう。
猫は無駄な争いはしないので、猫が苦手でも自分が安心できる場所があれば大してケンカはしません。
猫同士がじゃれ合っていたり、追いかけっこしている時に取っ組み合いのケンカをしているように見えるかも知れません。
流血するようなケガをするほど激しいケンカをするのなら、できるだけ離れて過ごせるように空間を作ってあげる必要があります。
それほど激しいケンカはしないのなら、人間が介入しない方が仲良くなれる可能性もあります。
顔を合わせてすぐに仲良くなる猫もいれば、数年かけて徐々に仲良くなる子たちもいるので、焦りは禁物です。
まとめ
新たに猫を迎えて家族が増えると、楽しさが倍増します。
ですが、楽しさだけではなく、心配ごとも増えます。
それは子供と同じです。
今まで自分しか猫はいなかったはずなのに、急に他の猫が家の中を歩き回るようになるのです。
戸惑いや不安を感じてしまうのは、想像できると思います。
素直に甘えられなくなってしまった子には、誰にも邪魔されずに甘えられる時間を作ってあげて欲しいのです。