健康情報を発信するテレビ番組などで、この頃よく聞くのが「座る時間と寿命の関係」です。
なんと、1時間続けて座ると寿命が短くなるという研究結果があるそうです。
座る時間が長いとどうして寿命が短くなるのか、いろんな理由があるようです。
様々な要因が重なって、座る時間が長ければ寿命が短くなってしまうのです。
ママはお仕事中は座っているよね
僕たちより早く死んじゃうのは嫌だよ
愛猫たちも心配してくれていると思うので、座る時間と寿命について調べてみました。
座り時間を短くするためには、どのような対策ができるのか、考えてみましょう。
座る時間と寿命の関係
座る時間と寿命の関係については、海外と日本人の座る時間の比較が注目されます。
日本人の多くは、とてもまじめに働いていますから、座ってダラダラしているわけじゃありません。
デスクワークの人が座っている時間が長いことが影響しているのでしょう。
なんと1日の座る時間は世界平均より2時間も長いのです。
海外の平均は5時間程度なのに、日本人は7時間ほど。
9時から5時までの8時間勤務の間に、ランチや休憩、トイレなどに立つほかはずっと座って仕事している人がいかに多いのかわかる結果です。
海外の研究では、座る時間が長いほど、死亡リスクが高くなることがわかっています。
1時間座り続けると22分ほど寿命が短くなるという結果に驚きます。
座る時間で寿命が短くなる理由
座る時間が長い人ほど、寿命が短くなるのはなぜなのでしょうか。
座ってゲームばかりしているとか、ダラダラと遊んでいるわけじゃなく、仕事をしている人にとっては受け入れ難いことです。
ですが、ほんとに座る時間が長くなれば寿命が短くなるのなら、改善できる方法を考えたいですよね。
なぜ座る時間が長いほど寿命が短くなるのか、その理由を見ていきましょう。
①脚の筋肉が衰える
座る時間が長いということは、脚の筋肉を使っていない時間が長いということです。
脚の筋肉は、全身の筋肉の70%を占めるので、座る時間が長くなれば、筋肉の衰えにつながるのです。
これが寿命が短くなる1つ目の理由です。
②血液の循環が悪くなる
脚の筋肉量が減ると、全身の血液循環に影響します。
とくにふくらはぎは第二の心臓と呼ばれるほど、血液を押し上げるポンプ機能の役割を担っています。
座る時間が長い人は、夕方になると足がむくみやすいのは、血液や体液が下半身に滞るからです。
血液循環が悪くなると、心臓、脳などの疾患リスクが高くなります。
血管系の病気になりやすいので、寿命に影響するのです。
③代謝機能が低下する
脚の筋肉量を維持できないと、筋肉量が減少して、代謝機能を低下させます。
肥満になりやすく、糖尿病など生活習慣病のリスクも高くなるのです。
座らばければできない作業とは
座る時間と寿命の関係が問題になったことから、日本国内の企業も、座る時間を短くする対策をはじめています。
オフィスのデスクの高さを調整できるように、新たなデスクを導入しているのです。
起立した姿勢でパソコン作業をした方が、腰痛などの悩みが改善するという声もあります。
作業効率がアップすれば、企業にとってもメリットがありますよね。
机の高さを上げ下げすることで、起立と着席を交互にできるのです。
家庭内のスタンディングワーク
会社でデスクワークをする人たちだけじゃなく、家庭の中でも座り仕事をしている人もいます。
在宅ワークをするのにも、家事をするのにも、座る作業はたくさんありますよね。
家庭の主婦も、スタンディングワークを考える必要はあると思います。
たとえば洗濯物をたたむ作業、アイロンがけの作業は、立ったままの姿勢でもできますよね。
のんびりとテレビでも見ながらくつろぐ時間も必要でしょうから、座る時間と立ち仕事をする時間を交互にできるように作業を組み立てると良いと思います。
パソコンやタブレットを使う時のために、家庭内でも使える昇降デスクがあると便利ですよ。
キャスター付きなので、好きな場所で作業できます。
ガス圧式なので、ワンタッチで高さを変えられますから、座って作業する時にも使えます。
1時間を超えてPC操作をするのなら、ぜひ家庭でもスタンディングワークを取り入れた方が良いのではないでしょうか。
まとめ
日本人の座る時間の長さは、他の国と比べても長いのは真面目な国民性だからでしょう。
ですが、それが健康を害する原因になるのは困ります。
自分の生活スタイルを一度見直してみて、改善できることがあるのなら、工夫していきましょう。
立ち仕事と座り仕事を交互にする意識を高めてみてくださいね。