ダイエットしても失敗ばかり繰り返す人もいれば、成功してキープし続けられる人もいます。
その違いは何なのでしょう。
努力だけの問題として片付けてしまうのはちょっと違います。
同じダイエット方法でも効果に差が出るのは、体質の違いによるものなんですよね。
そこで注目されているのが、遺伝子を検査して適したダイエット方法を見つけるためのダイエット遺伝子検査キットです。
やみくもに流行りのダイエットをするよりも、効率の良いダイエットを見つけ出すために役立ててみましょう。
ダイエット遺伝子の検査とは
遺伝子検査の精度は順調に進化しているので、DNA情報により様々なことが読み取れるようになっています。
ダイエット遺伝子検査キットを購入して、自宅で検査できる簡易キットでは、肥満遺伝子の情報からその人の体質を見分けます。
従来のダイエット遺伝子検査キットでは、肥満遺伝子を3つ~5つに分けるものが主流でした。
肥満遺伝子の主な5つのタイプのどれに当てはまるのかわかれば、成功しやすいダイエット方法が見つけやすくなるのです。
洋ナシ型
洋ナシのようなカタチの体型になりやすいタイプは、肥満リスク遺伝子UCP1です。
脂質の代謝が上手くできない遺伝子です。
脂質の多い食べ物を多く摂ると太りやすいので、脂質を控えることが大切です。
リンゴ型
お腹に脂肪がついて出っ張りやすいタイプは、肥満遺伝子リスクADRB3です。
糖質の代謝が上手くできない遺伝子です。
炭水化物や甘いものを食べると代謝が上手くできなくて脂肪を溜め込みやすいので、炭水化物を控えた食生活を心がけることが成功のポイントです。
バナナ型
バナナ型は太りにくく、脂肪がつきにくいのですが、筋肉も少ないので、太ってしまうと痩せにくいタイプです。
肥満リスク遺伝子ADRB2です。
たんぱく質を多く摂り、筋肉をつける運動などを行って太らない体質を維持することが重要です。
ミックス型
ミックス型は脂質と糖質のどちらの代謝も苦手です。
しかも筋肉が付きにくいので、太りやすいのです。
肥満遺伝子リスクが2つ以上混ざっているのです。
バランスを考えた食生活と運動を心がけないと、少しの油断で太ってしまいます。
アダム・イヴ型
アダム・イヴ型は、肥満遺伝子リスクの影響で太る可能性が極めて低いタイプです。
その代わり、食生活や運動に影響されるので、生活習慣による肥満の予防を心がける必要があります。
ダイエット遺伝子検査キットの選び方
ダイエットのために遺伝子検査をした結果、肥満遺伝子リスクの判定によって、自分に適したダイエット方法が見つけられます。
脂質の代謝が苦手な洋ナシ型の人は、糖質制限よりも脂質を控えなければ効率の良いダイエットはできません。
糖質の代謝が苦手なリンゴ型の人は、脂質を控えるよりも白米や麺類などの炭水化物を控えなければ、成功しにくいでしょう。
基本的な肥満遺伝子リスクのタイプがわかるだけでも、自分に適してダイエット方法が見つけやすいのですが、さらに細分化した判定結果がわかる検査キットが登場しています。
こちらの検査キットは、33タイプの検査結果に分けられて判定できます。
その上、サプリメントや食事、運動のアドバイスなど、細やかなサポートが受けられるのが特徴です。
肥満リスクを追求するメリット
自分自身の肥満遺伝子のタイプがわかれば、運動や食生活にどんなことを取り入れれば良いのかわかります。
その結果、体質改善に成功してダイエットだけじゃなく、リバウンド予防にも役立ちます。
自分の遺伝子を理解することで、次々にブームになる「○○ダイエット」に流されることもなくなります。
まとめ
ダイエット遺伝子検査キットでの判定をしてみると、今までのダイエット方法がいかに効率の悪いものだったのか実感できるはずです。
「もうダイエットに失敗したくない」と思っている方は、食事制限などを始める前に、肥満遺伝子の判定をすることをおすすめします。