2頭の愛猫の体調が交互に悪くなり、通院ばかりしていたこの頃。
しかし、その通院がほんとうに必要な通院だったのか反省している部分もあります。
飼い主の考え方によっては、動物病院へ連れていくことで、猫の体調を悪化させるという意見もあるのです。
それでも、愛おしい家族である猫たちの体の異変を目の当たりにしてしまえば、冷静に「もう少し様子を見てみよう」と落ち着いて経過をみることは難しいですよね。
いったい受診の目安をどう考えればいいのか、経験をもとにまとめています。
猫は平気なふりをする
一緒に暮らしている愛猫の様子がいつもと違うと感じるのは、日ごろから細かく観察しているからです。
しかし、猫という生き物は本能的に体調が悪くても平気なふりをします。
これは猫に限らず、動物の本能なのかも知れませんが、とくに群で生きることのない猫は自分の身を守るために体調が悪くても隠すのです。
よほど具合が悪いときには、見えない場所に隠れてしまうのです。
飼い主に心配かけないために平気なふりをするわけではなく、本能として体調の悪さを見せないようにするのです。
つまり、猫の様子が少しでもおかしいなと思ったときに、しばらく様子を見ているといつもと変わらぬ様子を見せるので余計に受診の目安が難しいのです。
日々の様子を記録する
動物病院へ受診するかどうか迷うのは、様子を見ている間に症状が悪化して手遅れになるのが怖いのもあります。
また、ワクチン接種などで健康な状態のときに病院へ連れていくと、そのストレスから体調を崩すこともあるので迷うのです。
飼い主の不安や心配をクリアするために、些細なことなのに病院へ連れていくのが果たして正しいのか・・。
そんな迷いが生まれてしまうのですよね。
それに、ホントに猫たちは病院が苦手なので・・。
受診の目安を考えるときに役に立つのが、いつもとの違いです。
食欲、便や尿の様子や回数、吐き戻しの回数など、簡単にカレンダーや手帳に記録しておくと相談するときの参考になるでしょう。
遊びたがる様子や鳴き声など、いつもと違うことがあれば、記録するといいですね。
電話で相談してみる
病院へ連れて行くかどうか迷ったときは、まずかかりつけの動物病院に電話をして相談してみると良いと思います。
どこの病院でも電話対応してくれるわけではないのですが、何度か受診している病院であれば対応してくれるケースが多いと思います。
「一度診せてもらった方が安心ですね」ということになるのですが、緊急性があるのかの判断ができます。
ただ、時間帯によっては対応不可な場合もあります。
そんな時に便利なのが、ペット保険などに付帯している24時間電話相談サービスです。
獣医師が電話相談を受けてくれますし、契約者向けの無料サービスとして付帯しているペット保険が数多くあるので安心できます。
電話で様子を伝えるだけなので、最終的には「念のために病院へ受診することをおすすめします」と言われることがほとんどですが、それでも緊急性があるのかどうかの判断の目安になります。
ペット保険の加入は、やはり必要だと実感しています。
まとめ
猫の体調不良が起こると、一日でも早く元気になって欲しいと思うあまり、些細なことでも病院へ連れて行こうか迷います。
猫が病院嫌いだからという理由で迷っているうちに、症状が悪化してしまうのも怖いので、早めの受診は大切なのです。