愛猫の手術!肥満細胞腫の切除とその後の経緯について

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我が家の息子猫の目の上に、小さなできものを発見し、それが肥満細胞腫というガンの一種だったとわかった経緯についてはこちらに書いています。

今回は、肥満細胞腫の切除とその後の経過についてです。

もしも大切な猫さんのことで、同じような悩みを抱えている方は、参考にしてください。

ただ、私は獣医師ではなくただの猫飼いなので、医療のことで詳しいことが知りたい方は、医師へ相談してくださいね。

私がお伝えできるのは、手術する医師を選ぶポイントや、術後の経過、手術に必要な費用のことなどです。

よろしければお付き合いください。

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セカンドオピニオンの重要性

うちの息子猫の目の上にできた肥満細胞腫の手術は、かかりつけの動物病院で受けるつもりでした。

ですが、担当医の説明があまりはっきりしないことや、手術が3週間ほど先にならないと予約できないので、その間に腫瘍に詳しい獣医師を探してみることにしました。

探すといっても、ネットで検索するしか方法はないので、自宅から車で1時間圏内の動物病院を片っ端から検索してみました。

東京都内には専門医も沢山いましたが、ちょうど自宅から15分くらいの近いところに昨年開院したばかりの動物病院を見つけました。

腫瘍に詳しい獣医師だったので、先ずはセカンドオピニオンを受けてくれるのか電話してみると、とても快く引き受けてくださるとの回答だったので、さっそく受診しました。

息子猫も一緒に連れていき、かかりつけ医で行った細胞診の結果も見てもらうと、肥満細胞腫であれば、すぐに切除することをお勧めしますとのこと。

ただ、かかりつけ医で処方されているネオメドロールという軟膏を使うのは、術前には止めた方が良いというお話でした。

その理由は、ステロイドが入っている薬なので、がん細胞の境目がわからなくなって、しっかり切除できなくなる恐れがあるからとのこと。

つまり、腫瘍の大きさをステロイドで一時的に小さくしているとすれば、切除しなければいけない部分を残してしまうかも知れないので、手術をするのであればステロイドの使用は止めるべきではないか・・という見解でした。

大きくなり過ぎて危険な部位であれば仕方ないけれど、とても小さい腫瘍なので、無理にステロイドで抑えるよりも、しっかり切除した方が再発の危険性が低くなるのです。

さらに、術前検査としてエコーも行い、内臓の細胞診や腫瘍の病理検査、遺伝子検査のことなどわかりやすく説明していただきました。

その時点で息子猫の手術はこの先生にお願いしようという気持ちになっていたので、すぐに予約をして4日後には手術する運びとなりました。

その日のうちにエコーや術前検査も済ませ、悪性度の高い内臓タイプの可能性はまずないだろうということだったので、とにかく1日も早く腫瘍を取り除き、悪いものを切り離してあげたいと思ったのです。

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肥満細胞診の手術にかかる費用

今回はかかりつけ医で細胞診を受けて、さらにセカンドオピニオンを受けた動物病院での術前検査、手術、そして病理検査から遺伝子検査まで含めて、トータルで約11万円かかりました。

1つの病院で受診から手術、検査まで済ませることができれば、8万円くらいになったと思うのですが、これも愛する息子猫のためなのでお金には代えられません。

手術を受けた動物病院の医師は、腫瘍に詳しい人だったので、まだ1歳半の若い猫が肥満細胞腫というガンの一種になったことを考えると、念のために遺伝子検査を受けておくと良いと言われました。

遺伝子検査を受けると、今後も肥満細胞腫ができやすいかどうかの目安になるからです。

普通はしないことが多いそうです。

遺伝子検査だけで2万円ほど費用がかかるので、受けなくても今の症状に影響がないので、飼い主が希望しなければ受けなくても問題はないということです。

手術の傷のケア

肥満細胞腫の手術は、15分くらいで終わってしまう簡単な手術でした。

全身麻酔なので、12時間の絶食なのはやっぱり可哀想ですが、仕方ないですね。

同居猫がいるので、手術当日の朝はケージでガマンしてもらいました。

去勢手術の時もそうでしたが、説明してもわからないから、切ないです・・。

傷跡は埋没法で縫合する予定だったのですが、腫瘍が予想以上に浅かったので、埋没法ではなく、普通の縫合になりました。

縫合に使った糸は、自然に溶けるものですが、目の際なのでもし気にするようなら、1週間後に抜糸するということで、とりあえず1週間はエリザベスカラーを装着しての生活です。

手術は日帰りでしたが、帰宅後はぐったりして食欲もなく、水もあまり飲みませんでした。
点滴で補水しているから、脱水の心配はないけれど、食いしん坊の子が食べないのを見るのはツラいものです。

1週間後に抜糸した後も、傷跡がかゆくなってひっかくと開いてしまう危険があるので、さらに1週間ほどドーナツ型のソフトカラーを着けて過ごして、キレイに傷跡は治りました。

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病理と遺伝子検査の結果

切除した細胞腫の病理検査の結果は、高分化型肥満細胞腫でした。

つまり、内蔵型ではないので、転移するものではないということです。

内臓の細胞診の結果を見ても、心配することはないと言われました。

内臓に肥満細胞腫ができると、大掛かりな手術になるので、とても心配でしたが、ひとまずホッとしました。

ところが、手術から2週間後に遺伝子検査の結果が出ると、心配がまた大きくなってしまいました。

遺伝子検査の結果では、また肥満細胞腫ができる確率が高いことが判明したのです。

先生が言うには、できやすい子は1年に2回手術したり、10歳になるまでに6回手術した子もいるそうです。

つまり、息子猫はそういうことになるかも知れない・・ということ。

今回のことでずいぶんと心配したので、これでやっと安心できたと思ったけど、これからも油断はできないのです。

ふ~、気は休まらないですね。

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飼い主の観察が何より重要

遺伝子検査の結果を受けて、これからも定期的に健診を受けて、早期発見したいと思うのですが、医師が言うには、小さな腫瘍を早く見つけられるのは、毎日接している飼い主さんしか無理だと言われました。

大きく腫れたり、出血したり、脱毛していれば短い時間の健診でも見つけられるかも知れなないけど、小さな腫瘍までは無理なので、できるだけ「撫でている時に気にして見てあげてください」と。

心配であれば、半年に1度くらいの定期検査として診せてくださいと言われたので、今後はかかりつけ医として予防接種などもその病院でお願いすることになりそうです。

今回の腫瘍も、「こんな小さな腫瘍をよく見つけましたね」と言われるほどのサイズでした。

よほどじっくりと観察しないとわからないものだったので、予防接種などで受診しても医師は見つけられなかったかも知れません。

ですが、遺伝子検査の結果を受けて、肥満細胞腫ができる確率が高いことはわかっているので、隅々までしっかり見てあげたいと思っています。

まとめ

猫にできやすい肥満細胞腫の切除手術は、皮膚にできるものであれば手術は難しいものではないので、できものを見つけたら早く病院に連れて行ってあげてください。

そのうち治るだろう・・。
大したことないだろう・・。

そんな感じで放置していて、消えてくれればいいですが、大きくなれば手術の傷跡も痛々しくなってしまいます。

できるだけ小さなうちに、悪いものであれば取り除いてあげましょう。

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