皆さんは、頭の中に嫌なことが浮かんだ時にはどうしていますか?
私は嫌なことを考え始めると、また他の嫌なことも浮かんできたりして、どんどん暗い気持ちになってしまうことがありました。
1つのネガティブ要素に付随するネガティブ要素を引き出してしまい、堂々巡りのような状態に陥ると、眠れなくなったり食欲がなくなったりするので、健康にも影響しますよね。
そういう状態が続かないように、切り替える方法を見つけるまではかなり苦しみました。
今でも年に数回くらいは嫌なことで頭がいっぱいになってしまうこともありますが、すぐに追い出すことができるようになってラクになりました。
私がしている方法をご紹介します。
嫌なことが頭に浮かぶとき
頭に浮かぶ嫌なことには、大きく分けると3つあると思います。
怒り、嫌悪、不安です。
怒りや嫌悪の感情は、自分の身に起こった出来事を思い起こすことが原因です。
同じような目に遭わないためにも、その出来事を忘れずに教訓にするためだと割り切ることで切り替えるのが最善策です。
ただ、そんなに簡単に切り替えることができないので、怒りや嫌悪の感情が湧いてしまったら、早く頭の中から追い出したいですよね。
不安の感情は、過去ではなく近い将来のことを考えることで起こることが多いはずです。
明日のことを考えて、「こうなったらどうしよう」と心配し始めると、次々に不安要素が出てきます。
私の場合はどちらかというと不安が大きくなって、悪い想像ばかりしてしまいます。
「どうにかなるさ」とか「なるようになるでしょ」とすぐに気持ちを切り替えられる人には理解できないかも知れません。
最悪の事態を想像して、最悪のシミレーションを頭の中で繰り広げると、終わらない不安ループが始まるのです。
怒り、嫌悪、不安のいずれも、頭の中に隙間があるときに浮かんできます。
それが眠る前だったりすると、不眠の原因になるので困るのですよね。
嫌なことを吹き飛ばす方法
嫌なことが頭に浮かんでも、すぐに吹き飛ばすことができれば、心身に悪影響を及ぼすこともありません。
私がしている方法は以下の通りです。
料理をする
料理は単純作業ではありません。
手順を踏まなければ完了できないのが料理なのです。
材料を揃える
下ごしらえをする
調理する
食べる
後片付けする
このように、順序立てて行わなけばできないことなので、頭を使います。
高齢者の痴ほう予防には、料理がとても良いと言われているほどですから。
嫌なことが頭に浮かび始めたら、料理を作ると余計なことを考えなくなります。
散歩をする
散歩をするのは、気分転換として最適です。
この時、見慣れた道よりも、普段はあまり使わない道を使うと効果的です。
見慣れない景色は、新たな情報として記憶しようとするので、嫌なことを考えるのを忘れてしまうからです。
車でドライブしたり、自転車に乗るのも良いのですが、考え事をしながらは危ないので、散歩が安全だと思います。
文字を書く
嫌なことが頭に浮かんだ時に、料理したり散歩できるような時間帯ではない場合は、文字をひたすら書くとスッキリします。
なぜ嫌なのか、具体的に文字にしてみると、意外と大したことじゃなくて、考えるがバカバカしくなって気分を切り替えられたこともあります。
嫌なことを思い浮かべない方法
嫌なことが頭に浮かんでも、すぐに切り替えられる人なら、それほど困ることもないでしょうね。
ですが、簡単に切り替えられない人もいます。
色々と気分を変える方法を試しても、上手くいかないこともあると思います。
やはり理想としては、嫌なことが頭に浮かぶことがないようにしたいものです。
そのためには、嫌なことを考える暇をなくすのが効果的です。
思い出してみると、嫌なことを考えてしまう時って、何もすることがなくて時間を持て余している時が多いのではないでしょうか。
忙しく時間に追われている時には、嫌なことを考えていないはずです。
ただし、スケジュールを詰め込み過ぎて、嫌なことを考えないようにしてしまうと、いつか爆発してしまう恐れもあります。
適度に時間の余裕を持ちながらも、嫌なことが頭に浮かばないようにする方法として効果を実感できたことをご紹介します。
早起きする
早起きは、体だけじゃなく心の乱れを整える効果が絶大です。
朝早く起きると、結果的に時間に余裕が生まれます。
暇な時間が増えてしまって逆効果になるのではないかと心配になるかも知れませんが、時間の余裕は心の余裕にもつながるのか、嫌なことを考える頻度がグンと減少しました。
そして、早起きすれば早く眠くなるので、余計なことを考えて眠れない夜を過ごすこともほとんどなくなるのです。
映画やドラマを観る
嫌なことを考えてしまいそうな時には、映画やドラマの世界に逃げ込むのも手軽な対策です。
何度も観ているけど飽きない作品があれば、それでも構わないのですが、できれば初めての内容の方がその世界に入り込みやすいと思います。
ストーリーを知っていると、余計なことを考えるすき間ができやすいからです。
嫌なことが頭に浮かびそうな時のために、見たい作品をいくつか選んでおくのも良いですよ。
没頭できる作業をする
何か没頭できることを見つけた人は、嫌なことを考えなくなります。
自分が夢中になれることなら理想ですが、単純作業でも無心になれるのなら何でもいいのです。
たとえばゲーム、プラモデル作り、編み物など手芸、絵を描いたり、大人の塗り絵など、探せば色々あります。
没頭することで、頭の中を無の状態に近づけられます。
内向的で、人付き合いが苦手でも、黙々と作業できればリフレッシュになるでしょう。
まとめ
私はひどい心配性なので、いつも先々のことを考えては不安になります。
過去の失敗を思い返しては、嫌な気持ちになることもあります。
ですが、徐々に「何とかなるさ」と考えられる回数が増えている感じています。
どんなことでも適当に受け流せるような性格に憧れていますが、本質は変わりません。
それでも、どうなるのかわからない未来を心配して、今を台無しにするのは勿体ないと思うので、気持ちを切り替える練習を重ねています。
同じように、嫌なことで頭がいっぱいになり、眠れない日々を過ごしている方の参考になれれば嬉しい限りです。