自慢話ばかり聞かされるのも疲れますが、不幸自慢を聞かされるのはどう感じますか?
世の中には幸せ自慢でマウンティングしたがる人と正反対に、不幸自慢でマウンティングする人がいます。
私は最悪の環境で育ったから
ずっと不幸な人生だったのよ
幸せな人には私の苦労はわからないわよね
自分がいかに不幸なのか、それを自慢するように話したがる人の心理とは、いったいどういうものなのでしょうね。
もしも不幸自慢のマウンティングをする人と出会ってしまい、人間関係を続けなくてはいけなくなったら、どういう付き合い方をすればいいのか考えてみました。
不幸自慢する人の特徴
不幸な話が大好物な人もいますから、あえて不幸な話を大げさにして相手を喜ばそうとするケースもあります。
しかしそういう不幸話を悲壮感がにじまないので、その不幸な話はあまり広がることもないのです。
ほんとに不幸自慢でマウントする人の場合は、悲壮感を演じてでも不幸な話を人に聞かせようとするのです。
不幸マウントする心理について見ていきましょう。
責任から逃れる
自分の不幸な境遇を人に話したがる人は、その不幸の原因は周りのせいであり、自分には責任がないと思い込んでいるのです。
私はこうなったのは○○のせいだから・・・
本気でそう思っているので、自分の不幸話をまるで自慢のようにマウントするのです。
自分の不幸は自分自身が招いたことだと理解していれば、人に不幸自慢なんてできませんから。
相手を黙らせようとする
不幸自慢をする人は、自分の不幸は自分に責任がないという思い込みが強いため、「私をこれ以上不幸にしないで」というアピールをします。
そういう人に対して、「あなたにも責任はあるのよ」と言える人はほとんどいないでしょう。
不幸な自分に同情しない人間に対して敵とみなしたり、悪と決めつける怖さを感じるのではないでしょうか。
結果として、不幸マウントする人には甘くなり、対決する気にならないので、黙ってしまうのです。
人を支配する
不幸自慢をする人は、常に周りに対して被害者意識を持ちやすいのです。
自分に責任がないのに、なぜ・・と同情を集めるためのアピールが根本にあるので、自分に対する反論や批判は受け付けないのです。
マウントしながら、周りを自分の言いなりにしようとするのです。
人間関係のトラブルが絶えない
不幸マウンティングによって、周りを自分の思うままに動かそうとしたり、黙らせようとするのは、根底に怒りの感情があります。
不幸の原因は自分ではなく、被害者意識から同情されるのが当たり前になってしまうのでしょう。
思うようにならないと、怒りの感情を爆発されたりするので、人間関係のトラブルが立て続けに起こることも人のせいなのです。
まとめ
不幸マウントをする人とは、できるだけ距離を置くことが賢明です。
基本的に怒りの感情から攻撃的になるため、トラブルに巻き込まれたり、攻撃の対象にされる可能性が高いからです。
「不幸の原因はあなた自身にある」と指摘しても、それを素直に受け入れられないので、怒りの感情をぶつけられるでしょう。
自分が傷つけられても救ってあげたいのでなければ、被害に遇わないように距離を置いて付き合うのがベストだと思います。