保護猫の里親になろうと考えるきっかけになった野良猫との出会い

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子供のころには実家に5頭の猫がいたので、猫との生活を夢見てきました。

でも、アパート暮らしだったり、猫アレルギーの疑いがあったりして、猫との生活を諦めていたのです。

でも、猫が好きなのは変わりなく、猫動画を見ては癒される日々でした。

ところが、今我が家には2頭の猫がいます。

2頭とも保護猫の里親募集サイトで縁を結んだ子たちです。

つくし
つくし

ねえ、私は保護猫じゃないわよ。

母

はいはい、保護猫2世だったね。

そうなんです。

我が家のボス猫つくしは、保護した方の家から脱走し、戻ってきた猫から生まれた子猫だったのです。

避妊する前に脱走されちゃったので、保護した方は子猫を生ませることにしたんです。

そのまま堕胎することも考えられただろうに、やさしい人のおかげで私はつくしと出会うことができました。

ふく
ふく

ぼくは保護猫なの?

つくし
つくし

そうよ、あなたは立派な保護猫です。

つくしの里親になって1年後に迎えた子猫は、庭で何度も出産するのに保護できないメス猫から生まれた子猫を保護し、里親を探してくださった方のおかげで我が家の一員になりました。

私がつくしとふくの里親になることを決意したのは、ある野良猫との出会いがきっかけだったのです。

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室外機の上にいる猫

我が家の周りでは、ほとんど野良猫を見かけることはなかったのですが、それは私自身が猫の存在を意識しないように、あえて見ていなかったからなのかも知れません。

ある日、リビングから窓の外を見ると、室外機の上に1匹の猫が座っているのを見ました。

穏やかな秋の日。

室外機の上で日向ぼっこをしているように見えました。

猫が四本の脚を折り畳んで身体の下に入れて座る「香箱座り」をして、目を細めていました。

ふと、室内にいる私の存在に気が付いたのか、目を大きく開けてこちらをジーっと観察しています。

私はそのまま動かずに、猫とできるだけ目を合わさないようにしていると、30分ほどでどこかへ行ってしまいました。

黒白で顔はキジトラっぽく、少し変わった毛色のカワイイ猫でした。

まだ若そうに見えたのは、身体が小柄だったからでしょう。

久しぶりに、猫の姿をまじまじと見られて、幸せな気持ちになりました。

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毎日姿を現すようになる

室外機の上で見かけた猫は、お天気の良い日の午後になると、ほぼ毎日のように室外機の上でくつろぐようになりました。

人間が通る場所でもなく、人目にもつきにくく、日当たりも良いので、外で生きる猫にとって貴重な休憩場所になったみたいです。

そして私は、毎日その猫と目を合わすようになり、少しずつ愛着が芽生えてきます。

でも、もしかしたら他の家の飼い猫かも知れません。

いまどき、出入り自由にさせている家なんて少ないと思いますが、絶対ないとは言えません。

それとも、エサをくれる家があるのかも知れません。

毛並みも良く、痩せているわけでもなかったので、私が余計なことをしない方が良いと思って構わないようにガマンしていました。

ところが、ある日買い物から帰ってくると、玄関の前にその猫が座っていました。

私が近寄ると、少し警戒して後ずさりしますが、逃げるわけではありません。

どうしたものか・・と思っていると、隣の奥さんが窓を開けて声をかけてきました。

そのお宅では、家の中に猫がいるので、外に猫がいると飼い猫が警戒するのですぐわかるのでしょう。

その奥さんいわく、最近うちに来るようになった猫は、少し離れたアパートの住民が食べ物を与えているのを見たことがあると言っていました。

でも、コンビニに袋から何かちぎって与えていたから、キャットフードを与えていたわけではなさそうだと。

それは猫にとってかなり危険です。

人間が食べる物を与えると、猫の健康は維持できません。

私はその猫に食べるものを与えることにしました。

猫に必要な栄養が整った総合栄養食のドライフードをとりあえず購入して、室外機の上に座っている猫に差し出すと、「なあに?食べていいの?」と遠慮がちに少しずつ食べました。

それからは、毎日ご飯を食べにくるようになりました。

1週間ほど通ったところで、雨を避けられるような小さな屋根を室外機の横に作ると、そこで丸まって寝ることもありました。

エサを与えるということは、糞尿のこともきちんとしなければいけないので、ホームセンターでプランターを購入し、その中に砂を入れて猫トイレも準備しました。

ここまですると、すっかりうちの飼い猫のような気持ちになってきてしまいました。

人間を警戒しながらも、空腹を満たすために与えられるものを食べて生きるしかないこの子を、そのまま放置することができず、手を差し伸べてしまったからには責任を取らないといけないと思い、どんどん猫のために時間を費やすようになっていったのです。

そして、その猫がメス猫だと確認しました。

うちの猫じゃないからと無責任に放置すれば、そのうち子猫が増えるのは間違いありません。

その時、季節は冬に差し掛かる頃なので、繁殖期はまだ先だと思ったのですが、早く避妊手術を受けさせることにしました。

まずは捕獲するための準備や野良猫の手術を受けてくれる動物病院探しなど、調べることが沢山あります。

その時、私ははじめてTNRという活動のことを知るのです。

TNRについて詳しく知りたい方は、「さくら猫」や「地域猫」などのキーワードでググってみると活動を支援する団体のHPがヒットします。

うちに通ってくる猫の避妊手術は無事上手くいきましたが、その後はうちの飼い猫になることなく今も通い猫をしています。

つくし
つくし

あの子、私にシャーシャー言うから嫌い

 

母

そんなこと言わないであげて。
お外で生きるのは過酷だから、警戒心が強いのよ

つくし
つくし

ふーん、ま、家の中に入ってこないならいいけど

ふく
ふく

ぼくもシャーって言われるけど怖くないよ

うちの中にいる飼い猫たちは、毎日ご飯を食べにくる猫を興味津々で見てます。

まさか、通ってくる猫がきっかけで、うちの子になったなんて思っていないでしょうね。

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飼い猫にできなかった理由

今、うちには2頭の猫がいるのに、なぜ通ってくる猫を飼い猫として保護しなかったのか・・。

その理由は3つあります。

1つは、避妊手術の時の血液検査で猫エイズも白血病もなく、健康体だったのでご飯をきちんと食べられれば生きていけると判断した。

2つ目は、自分が過去に猫アレルギーらしき症状が出た(友人宅の猫を触った時)ので、家の中には入れられないと思ったから。

3つ目は、避妊手術後に家の中で療養させようとしたら、激しく暴れて外に出たがったのを見ていられなかったため。

以上の理由で外に帰してしまったのですが、今考えると全て私が間違っていました。

健康なうちに保護してあげれば病気に感染する危険もない。
数日ガマンさせれば、諦めて家の中でおとなしくなったはず。
猫アレルギーかどうか調べもせずに思い込みだった。

ほんとに後悔しています。

また捕獲しようとしましたが、一度目の記憶があるからなのか、警戒心がすごく強くなってしまい、ご飯を差し出すのが精いっぱいになってしまったので、諦めました。

その反省と後悔の念がずっと私の心の中にあり、保護猫の里親になることを考えはじめました。

保護猫カフェに通い、猫アレルギーも出なかったので、いざ行動!となり里親を探している子猫と出会ったのです。

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